プロセスの稼働状態やリソースの使用状況を確認するのに、よく使うps aux コマンドの各項目の説明。
実行例・項目説明
【実行例】
# ps aux
USER PID %CPU %MEM SIZE RSS TTY STAT START TIME COMMAND
root 2116 0.1 2.4 2583 1272 ? S 11:19 0:12 httpd
:
【各値】
項目 | 説明 |
---|---|
USER | プロセスの実行ユーザ |
PID | プロセスID |
%CPU | プロセスのCPU使用率(%) |
%MEM | プロセスのメモリ使用率(%) |
SIZE | 仮想メモリを含めたメモリサイズ (単位:KB) |
RSS | 実メモリを含めたメモリサイズ (単位:KB) |
TTY | 実行した端末 |
STAT | プロセスの状態 (各値は「STATの値」表 参照) |
START | プロセスの開始時間 |
TIME | プロセスの総実行時間 (CPU利用時間) |
COMMAND | 実行コマンド |
STATの値 | 説明 |
---|---|
R | 実行中 |
S | 一時停止(20秒未満のsleep) |
I | アイドル中(20秒以上のsleep) |
T | 停止中 |
Z | ゾンビプロセス |
s | 関連プロセスの親(セッションリーダ) |
N | 優先度低下 |
< | 優先度上昇 |
+ | フォアグラウンドプロセス |
オプションの意味
aux以外にefオプションもよく使うけどちゃんと意味を知らなかったので整理
オプション | 説明 |
---|---|
a | 自分以外のプロセス以外も表示させる。 ただし、xオプションをつけないと制御端末がないプロセスは表示されない。 |
u | 上で記載したCPUやメモリ情報などを表示させる。 |
x | 制御端末を持たないプロセスを表示させる。 |
-e | 全てのプロセスを表示する |
-f | 完全なフォーマットで表示する。 引数(オプション)も出力する。 |
応用編
【指定した項目でsort】
オプション指定の後に「–sort -<項目>」で降順(値が大きいものから)、
「–sort +<項目>」で昇順(値が小さいものから)でソート
例:rssで降順ソート)
# ps aux –sort -rss
例:CPU総利用時間で昇順ソート)
# ps aux –sort +time
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